専務取締役 中村へ新春インタビュー

留のうらがわ2022年最初の記事は、専務取締役中村に新春の抱負などを語っていただきます。

インタビューアーはおなじみのトメマルです。2022年初インタビューをトメマルよろしくお願いします!

あけましておめでとうございます。まずは昨年2021年の振り返りから聞かせてください!
皆様あけましておめでとうございます! 5月に創業以来最高受注を記録したように、欧米中心に需要の高まりを感じました。
反動もついた状態ではあるものの、中村留が訴求し続けてきた複合加工機を使った工程集約のご提案が今の時代に業態関係なく響くお客様が増えてきたと感じます。
製造の面ではモノ集め、生産能力の向上、特注や標準図面の出荷機対応、立ち合いや据付には多くの社内や社外の皆様の尽力を頂きました。 本当に1人1人の仕事が良い機械を全世界のお客様に納入することに繋がると感じました。
なるほど!昨年は実りある年だったんですね。
もう一つ昨年2021年についてですが、思い出に残るエピソードも教えてもらますか?
海外向けの新製品SC-100X²が初出荷になりました。中村留はR主軸にX軸を搭載する初めての試みを行いました。精度の出し方や加工への影響は初めてのことで、試行錯誤の塊でした。初めての挑戦は大変でもありますが、関わった全ての皆様に新しいノウハウが溜まっているのも実感しました。
製品発表はEMO MILANO、Web展示会、YouTube、PVを通して行い、海外市場からは「WTやWYが入ってないお客様にとっての入口になる」と評価頂いていると感じます。 もちろん、現在もさらに良い機械にするため、改善を繰り返していますが、より多くのお客様が中村留の機械を導入するきっかけになると感じています。
工作機械の構造的な進化はもうないと言う人も世の中にいますが、私は100%間違っていると思っています。私たちの手でお客様にとって価値のある機械を送り出し続けていきます。
2022年の会社の方向性についても教えていただきたいです!
「ものづくりを楽しめる環境づくり」が1番大事だと思っています。ここでのものづくりとは全ての部署の仕事を指します。 もちろん大変だなと思うことは沢山あるわけですが、そこで少しの楽しみが見つかる環境であることが大事だと思っています。そのためには目的や目標が共有され、チームで対話を繰り返す中で小さい成功を見出していくことが重要だと思っています。 これは全員で行うからこそ価値があると考えています。社員全員が一緒に小さい成功も大きい成功も大切にする環境を整えていきたいです。
最後に、専務個人の目標についても聞いてもいいですか?
工作機械メーカーで仕事をしていて面白い事は学ぶことが尽きないことです。
マネジメント、生産、マーケティング、営業、機械、ソフトウェア、加工など様々な分野についてより良く理解して社員と一緒に議論出来れば嬉しいです。