2023年 中村社長の新春インタビュー

2023年最初の留のうらがわ記事は、中村社長こと丸さんに新春の抱負などを聞いてみました。

インタビューアーはおなじみトメマルです。2023年もトメマルをよろしくね!

丸さん、あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。皆様、本年もよろしくお願いいたします。
さっそくですが、2022年の振り返りをお願いします。
工作機械における様々なジャンルで、複合化と工程集約がブーム化したなと思います。展示会にいっても研磨、微細加工、ギア加工などのメーカーでも複合加工を提案してきています。
これらは切削という領域を超えた複合化をしていますが、それだけ超大量生産が少なくなり、中規模の量産や多品種少量が全産業的に増えている証拠です。これは間違いなく私達が予見してきた状況になります。
もちろん複合加工という分野が注目度が高まるにつれてお客様への普及は進む一方で、他の企業と比較して私達のユニークな価値をお客様に届けていく必要があります。そうした中で中村留の機械を改めて見つめてみた時に見えてくる強みや今後の方向性がより明確に見えてきています。
設計、機械づくり、機能、自動化システム、営業の提案、サービスの加工提案とアフターフォロー全てが連動することでお客様に価値を感じて頂けるので、皆でお客様の負担を削ることが最も大事と感じます。
なるほど!ますます社員皆さんとの結束が大事な年ですね。
昨年を通して思い出に残るエピソードも教えてもらますか?
やはり、ものが調達しにくい中でものづくりをする大変さと、チームで仕事をする重要性を同時に感じました。
何度も困難に直面しましたが、最後まで諦めずにものを探したり、代替策を探したり、新たなサプライヤーさんを探したりなんとか繋いできました。国内の商社さんや海外のパートナー企業、海外の駐在メンバーからも在庫を見つけて連絡を頂いたり、お互いの垣根を超えた協調が結果に繋がる瞬間を目の前で見させていただきました。
現場や外注購買担当の皆様、サプライヤーの皆様も含めてご尽力に心から感謝申し上げます。
2023年の会社の方向性を教えてください。
夏には新しい工場「MAGI」が完成します。MAGIはP11・P12・P13を一つの工場に見立てて、新たな中村留の生産方式を実行する工場として公募で名前を決めました。
このMAGIの完成によってより良い機械をより多くよりタイムリーにお客様にお届けすることができます。
こうした工場の完成に合わせて、新製品新機能自動化システムの投入、中村留の機械の価値を皆で共有して届ける、目的に向かって最短距離で仕事ができる環境を作る取り組みが重要になります。
皆で今年も世界中で現場の負担を削り、製造業に携わる人の生活を豊にしましょう。
最後に、2023年の個人的な目標について教えていただけますか?
経営の仕事と並行して、より機械に触わり機械と加工の理解を深めたり社内にある様々な業務を皆様から教わり体感したいと思います。
皆様のお仕事を担当の方から聞くのはとても勉強になりますし、会社全体の仕組みを考える上でもすごく参考になります。
聞きにいったら是非色々教えてください(笑)