割れ窓理論と職場安全衛生の考え方

今回は「割れ窓理論」について紹介します!
このワード聞いたことある方もいるかもしれませんね。

1. 割れ窓理論とは

「軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できる」とする環境犯罪学上の理論です。

これをもっと身近な割れた窓で表したことから「割れ窓理論」と呼ばれています。

①建物の窓が壊れているのを放置する
  ↓
②誰も注意を払っていないという象徴にる
  ↓
③やがて他の窓もまもなく全て壊される

「良くない状態」を放置しておくと、さらに悪い状態になっていく。ということですね。

2. 割れ窓理論と安全衛生

割れ窓理論の考え方をあなたの職場に例えてみましょう。

・古い掲示物が剥がれたまま、破れたまま・・・ 
・通路エリアにゴミが落ちたまま・・・
・作業エリアで使った工具がそのまま・・・   などが挙げられます。

このような状態を放置しておくことで危険な状態・行動も無関心となり、結果として重大な事故や怪我に繋がるのです。

問題に対し「自分がしなくても誰かがしてくれるだろう」という他人任せな考えを持っていることで、その考えが周囲の人の行動にも伝染し、結果として「誰も何もしなくなる」という悪循環に陥ります。

3. 安全衛生活動を進めるには

“他人任せ”な意識が蔓延すると、誰も安全衛生活動に協力せず職場環境は悪化していく一方です。

「誰かがしてくれる」の意識から「自分だけでもする」と、まずはあなた自身の意識を変えてみましょう。
少しづつでも会社全体の意識が変わっていくことで、今よりももっと安全で、もっと快適な職場環境が作られます。

これを読んだあなた!
今日から「自分だけでもする」に意識を変えていきましょう!

4. まとめ

今回のまとめ!
  1. 「良くない状態」を見つけ出して減らしましょう
  2. 「誰かがしてくれるだろう」から「自分だけでもする」に意識を変えていきましょう