11月の初旬、中村留本社ビル前のドウダンツツジの葉が赤色に色づいています。
ドウダンツツジの ”ドウダン”は ”燈台<トウダイ>”からきたとの説があります。
赤くなる葉では、葉の中に蓄えられた糖分やアミノ酸を材料にして、アントシアン
という赤色の色素が合成されるので、赤く見えます。一方、葉緑体の中にある、葉を
緑色に見せる色素、クロロフィルは老化してアミノ酸になります。
紅葉の美しさは、いかに多くの糖分が葉に蓄えられたかと、葉緑体がいかに早く分解
されるかにかかっています。この季節には、昼間は暖かく、夜間に急激に冷え込むために、
クロロフィルの分解が早まります。昼夜の気温の差が、紅葉にとっては、重要だそうです。