ガントリーローダー+IoTで夜間の無人運転を実現

株式会社高津製作所 様

対象業界
ロボット、半導体
導入製品
自動化周辺装置
課題
自動化

会社概要

所在地
栃木県那須烏山市八ヶ代625-2
設立
1963年
業種
金属加工業
事業内容
ロボット用減速機部品、半導体製造装置用部品の量産機械加工
導入製品
NTY³-100、NTY³-250、WY-250Lなど
お客様の課題

お客様の課題

近年、製造業界では深刻な人手不足が続いており、高津製作所様の工場でも夜間の作業体制の確保が大きな課題となっていました。

解決策

解決策

生産効率の向上と安定稼働を目指す中で、高津製作所様では自動化とデジタル化による解決策を模索。そこで注目したのが、中村留精密工業が開発したガントリーローダーによる自動搬送と、IoTソフトウェア「NT Smart Sign」を活用した設備の遠隔監視・データ連携でした。

導入の効果

生産効率

約30%向上

ガントリーローダーとIoTの導入により、生産効率は従来比で約30%向上。段取り替えの回数を大幅に減らし、チョコ停(小停止)が減少。また、異常や停止の早期発見が可能となり、生産ライン全体の稼働率が安定。


無人運転による生産量

約50%アップ

無人運転による生産量は従来比で約50%アップ。自動化により夜間や休日も生産ラインの稼働が可能になり、またIoT連携によって管理者の移動や待機コストを削減し、少人数での24時間稼働体制を構築。


総コスト

約30%削減

運用にかかる総コストは従来比で約30%削減。搬送費などを大幅にカットでき、2直体制での労働時間や残業も減少。さらに効率化によるエネルギー消費の抑制も加わり、長期的な運用コストの低減に貢献。


ご導入いただいた製品はこちら

ガントリーローダー

ガントリーローダー

製品詳細を見る

導入前と導入後の比較

導入前

<導入前>

  • 段取り替えが多く、チョコ停が発生していた
  • 夜間や休日は機械を稼働できず、稼働時間に制約があった
  • 残業が発生し、日勤・夜勤の2直体制が必要だった
導入後

<導入後>

  • ガントリーローダーでの自動化により、段取り替えの回数を大幅に削減
  • IoTや自動化で夜間や休日も含めた24時間体制を構築
  • 夜間に人的リソースをかけずに生産が可能に

株式会社高津製作所様にインタビュー

 高津 淳二

代表取締役社長

高津 淳二

 高津 圭祐

常務取締役

高津 圭祐

 大森 信一

製造部長

大森 信一

中村留の複合加工機を導入した理由

複雑な加工を1台で実現。軌道に乗りさらなる魅力に気づく

高津社長:現在はロボットの減速機の部品や、半導体の製造装置の部品を主に作っています。7年前(取材当時)までは自動車部品が8~9割でした。主要な取引先が閉鎖したこともあり、この先どうしようとなった時に、ロボットと半導体製造装置部品に。うまく巡り合えたという状況です。

自動車部品を加工していた機械とはまた違う機械を、業種が変わると用意しないといけないということで、だんだん複合加工機のメリットが分かってきて、さらに進化した複合加工機を導入したいと思いました。

高津常務:世間の流れも今ロボットの需要がすごく増えていますので、その軌道に乗れたことで年々機械の台数も増えており、会社としてもその方向に進んでいる真っ最中という状況です。

中村留の複合加工機を導入した感想

NC旋盤とマシニングのメリットを合わせ持ち、 さらなるアイデアを生みだす機械

高津常務:最初は複合加工機が難しいかどうかも分からないまま触っていました。確かに知らないことばかりだったんですけど、今思えば最初に最先端の機械を触れたことで、加工ってこんなにアイディアを出す余地があるんだなと気づけました。複合加工機をただ使うだけ、触るだけでも非常に便利で簡単ですし、さらに使いこなしたい場合でも色々なアイディアを入れ込む余地があると思います。

大森部長:実際に使用してみたら、そんなに難しくないです。入社して2、3か月しか経過していない人でも普通に触れる機械ですし、でなければこんなに台数が増えて、他の社員も扱えるようにはならないので。NC旋盤とマシニングの良いところを合体させたようなもので、2台使っていたスペースが1台で済むから場所も取らないですし、なおかつガントリーローダーが付いていれば自動運転もできるので、わざわざ人が手でワークを着ける必要がなくてすごく楽ですね。

今回自動化・IoTを導入した後の効果について

残業時間が減少し、外でも機械の稼働状況の確認が可能に

大森部長:夜勤は体力使いますからね。年齢とともに夜勤は大変になってくるので、無人運転ができるとそれが昼だけで済ませられて、なおかつ生産性も上がります。残業もほとんどないですし、家庭での家事も色々とできるので、だいぶ楽にはなりましたね。

高津常務:夜に稼働しているところは見れませんから、会社を出てしまうと不安だったんですよね。本当に翌朝まで稼働するのかとか、何かトラブルがあったら困るとか、納期に間に合わないとか。そういった不安を抱えながら自動運転をしていたので、なんとか工場外でも安心できるような体制を作りたいと思い中村留さんに相談したところ、”NT Smart Sign”というIoTシステムがあると知りました。
自宅でも稼働状況が分かるようにするため、中村留さんと一緒になって全ての機械をインターネットに繋ぐことで、今は工場外でも機械の稼働状況が確認できるようになりました。僕も帰宅したら確認しますし、翌朝起きたらまず確認してから出勤できますので、非常に便利で安心ですね。

自動化における今後の展望

目標はすべての機械が24時間止まらない工場

高津常務:弊社の1番の特徴は無人運転で、夜間の自動運転です。全ての中村留さんの複合加工機にガントリーローダーを着けて、ほぼ24時間機械が止まらないようにするのが僕たちの目標で、それに向けてチャレンジしています。工場でも自動化の流れはますます進んで行くと思いますが、その一歩を我々は少し早く踏み出せました。
真っ暗で誰もいない工場の中で、機械だけが動いているのを確認して帰る。翌朝出社したら誰もいないけれど、機械がワーッと並んで稼働しているというのは本当に気持ちが良いので、それを実感してほしいですね。

現在の社内での取り組み

社員の能力を引き出すのが仕事であり、機械でもある

高津常務:今、弊社の現場の従業員は全員が機械加工技能士になっています。最低でも二級で、大抵の人が一級を取得しています。加工について学んだり、加工に関する技能を身に付けるほど、複合加工機は使いこなし甲斐があります。
知恵の出しどころが多いので、社員にも自信をつけてもらい、ますます複合加工機を使いこなしてもらえるように、全員が技能士になることが弊社の方針です。

高津社長:もちろん給料も上がりますし、あとは自分の実力も上がって、ものすごく自信がつきます。技能検定に受かる前と受かった後では全く違います。それだけやっぱり自信になるんでしょうね、だから会社としてはものすごく戦力になります。
人って潜在能力があると思うんですよ、それをなんとか引き出してあげるのが我々の仕事で、それを引き出してあげるのもやっぱり機械ですし、そういった気持ちは非常に強いですね。

高津製作所様にとって中村留の複合加工機とは

20年後を考えて選んだ、世界一の複合加工機

高津常務:中村留さんの機械がなければ、この会社もここまで成長していませんし、朝会社に来て帰宅するまでずっと向き合っていますから、ある意味会社のメンバーの一員でもありますし、ただの機械というか本当に仲間ですよね。

高津社長:買った機械は最低でも20年は使うんですよ。20年後にこの機械が本当に活躍しているかどうか、本気になって考えるんですよ、20年後のことを考えて。本気になって考えた中で、やっぱり自分が本当にベストだと思う機械を選ぶわけですよね。その中で選んだのが中村留さんの機械で、私としてみれば、この会社としてみれば、やっぱり世界一の機械なんですよね。世界一の機械を、世界一の複合加工機を、選んでいるんですよね。だからそれに本当に応えてくれている機械ですね。

複合加工機ラインナップ

複合加工機ラインナップ

一覧ページへ
自動化ラインナップ

自動化ラインナップ

一覧ページへ