”誰でも使える工作機械”をめざして
設計エンジニアTaiki Maeda
2016年 新卒入社
オペレーションソフト設計課
ー 現在の仕事内容
“複雑な技術を、誰でも使いやすい形へ。操作盤ソフト開発の現場より。”
工作機械は、たくさんの部品や高度な制御が組み合わさって動く、とても複雑な機械です。その複雑さを「誰でも簡単に扱えるようにすること」を目指して、私は日々、操作盤に表示されるソフトの設計・開発に取り組んでいます。 最近は、複合加工機のNCプログラミングをもっと直感的に行えるようにした新しいソフト 「Protona」 を開発しました。初めて使う方でも迷わず進められるように画面構成や情報の整理方法を工夫しており、お客様からもうれしい声をいただいています。YouTubeでも紹介していますので、よろしければぜひご覧ください。 業務の内容は、プログラミングが約4割、仕様を考える時間が3割、監修作業が2割、進捗管理が1割ほどです。設計チームは、企画段階からリリースまで一貫して担当します。実際にお客様のお話を伺い、そこから新しい仕様を提案することも多くあります。「使う人にとって、本当に分かりやすいか」「もっと楽に作業できる方法はないか」など、常にユーザーの立場に立って考えることが欠かせません。難しさもありますが、工夫した部分が実際の現場で喜ばれると、大きなやりがいを感じます。 これからも、複雑な技術とユーザーとをつなぐ架け橋として、より使いやすいソフトづくりに取り組んでいきたいと思っています。
ー なぜ、中村留に?
“技術に惹かれ、チャレンジを続けられる場所”
私が中村留に入社を決めた理由は、「一番“攻めた”技術開発をしている」と感じたからです。 学生の頃、さまざまな工作機械メーカーの説明を聞きましたが、その中でも中村留の話がひときわ印象に残っています。特に、同時制御軸数の多さを聞いたときの驚きは今でも忘れません。当時は知識が浅く、「なんかすごそう!」という素朴な感想でしたが(笑)、技術に対して本気で取り組む会社だと感じました。 「チャレンジを大切にする会社」という印象は、入社後も変わっていません。新しいソフトを開発するときには、まるさん(社長)や営業部の管理職の方々とも、立場に関係なく意見を交わしながら進めていきます。
ー 働く環境について
“それぞれの生活に寄り添う働き方”
中村留は、働き方を比較的自由に選べる環境だと感じています。フレックスタイム制度があり、私は歯医者や美容院など、ちょっとした用事の際にもよく活用しています。 残業時間は、平均すると月40時間ほどでしょうか。私は案件を多く担当しているほうですが、同じソフト設計課でも働き方は人それぞれです。小さなお子さんがいる方は残業を抑えるなど、状況に合わせて柔軟に働いています。 チームの中でも、お互いの事情を尊重しながら、それぞれが無理なく働けるように支え合う雰囲気があります。もちろん、展示会前など重要な時期は忙しさが増すこともありますが、ソフトウェア開発の現場ではどこでもある程度の波はつきものです。 それでも、チームで声をかけ合い、協力しながら乗り越えていける――。そんな安心感のある職場だと感じています。
ー 中村留で働く魅力
“企画から完成後まで、ものづくりの全てに関われる環境”
中村留の魅力は、企画段階から完成後のフォローまで、すべての工程に携われることだと思います。ソフト開発では、使用するプログラミング言語の選定からUIデザインの方向性まで、細かな部分を含めて自分たちで決めて進めていきます。 大変さもありますが、そのぶん「ものづくりの醍醐味」を存分に味わえる点がこの会社ならではの良さだと感じています。自分で考えた仕様やデザインが、実際の製品として形になっていく過程を見るのは、とても面白く、やりがいにつながっています。
ー これからの目標は?
これからは、より多くの方にものづくりの楽しさを感じてもらえるような環境をつくっていきたいと思っています。初心者の方でも「何か作りたい」と思ったときに、すぐに形にできるような、そんな“誰でも使える工作機械”を実現するのが理想です。 現在の工作機械は、高い専門知識が必要な場面が多いのですが、便利なソフトウェアがあれば自然に、そして直感的に操作できるようになります。 技術の力で、もっと身近に使える工作機械をつくりたい。その思いを大切にしながら、これからも開発に取り組んでいきたいと考えています。
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