旋削加工とは、主軸にセットされた工作物を回転させ、リンゴの皮むきのようにバイト(工具)で表面を切削していくことですが、この時に生成される長い連続的な切粉による切粉絡みにお悩みの方は多いのではないでしょうか。切粉絡みは自動化を阻害する大きな要因となり得ますが、揺動切削を取り入れることで切粉問題を解決することができます。
「揺動切削」は、工具を揺動させることにより切粉を細かく分断し、切粉の絡みつきを防ぎ、排出性を向上させる加工方法です。
プログラムはGコード指令のみで作成可能であり、サーボ学習オシレーション機能のNCオプションを搭載し、ソフトのバージョンアップを行えば、すぐに揺動切削を使用できることも本機能の魅力の一つです。
揺動切削については、こちらの記事でも紹介していますが、今回は映像でその仕組みやGコード指令、Q&Aなどをご紹介いたします。
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1.揺動切削機能を新たに搭載
この動画は2021年2月に公開したもので、現在の搭載機種は動画内で謳っている機種からさらに増えていますが、揺動切削機能や加工場面をご覧いただくことができます。
※英語で収録したものに日本語吹き替えをつけております関係上、映像と音声がずれている場面がございます。
2.ATC大型機にも揺動切削機能を搭載
その後、2021年8月にこちらの動画を公開しました。追加された機種や、揺動切削に関する疑問とその答えについて、Q&A形式でお答えしています。揺動切削加工と通常加工の比較映像もありますのでお見逃しなく!
3.まとめ
今回ご紹介した揺動切削機能は、一定の条件が満たされていれば既存の機械に後付することが可能です。
切粉問題を解決するための選択肢の一つとして、検討してみませんか?
詳細をご希望の場合は、揺動切削特設ページよりお気軽にお問い合わせください。