大きな付加価値を世界中のお客様に届けるために
機械設計Koizumi Akira
2004年 新卒入社
開発技術部 ゼネラルマネージャー
ー 現在の仕事内容
新製品開発の機械設計を統括し、製品企画から製作まで、全ての部門を巻き込んでプロジェクトを進めています。プロジェクトメンバーは機械設計2人を中心に設計、現場、営業、サービス部門の9名で行っています。
“開発技術部のやりがいと挑戦“
開発技術部は新製品を設計する部門なので、会社の未来を背負っている大事なポジションだと感じています。私たちの役割は、ゼロからお客様のニーズを考え、ものづくりをしている人たちが喜んでもらえる製品を生み出すこと。どんな困りごとを解決できるかを常に考えながら、お客様が本当に欲しいと思う付加価値を自分たちのアイデアで創造するのは、とてもやりがいがあります。 新製品が市場で成功すると、それは会社の成長やお客様の現場の発展につながり、多くの感謝の声をいただくことができます。こうした経験を通じて、「やってよかった」と思える瞬間がたくさんあります。特に、機械が出来上がったときの感動は格別で、それが私たちにとっての最大の喜びです。 しかし、良いことばかりではありません。様々な人の考えや思いを背負いながら機械の仕様を作るため、できることとできないことがあり、時にはどうするのが良いか決められないこともあります。また、新しいことにチャレンジするため、今までにない不具合が発生することもあり、原因がわからなかったり、決めにくいことを自分たちで判断しなければならないことも多々あります。 自分たちが考えた答えが、他の部門や会社全体で納得されることは非常に少なく、落としどころを見つけるのは本当に難しいです。現在進行中のプロジェクトでは、こうした課題を克服するために各部門から代表を選び、全員で考え、決めながら進めています。中村留として、最高の新製品を提供することを目指して、みんなで力を合わせています。
ー なぜ中村留に?
大学で機械系を専攻していたため、機械設計としてものづくりに携わりたいという想いと、私の地元である金沢から通える会社に勤めたいと考えていました。
“キャリアの中で学んだこと“
2004年に中村留に入社し、最初の1年間は現場研修で工作や組立を経験しました。2年目からは機械設計部門に移り、量産機の改善設計やオプション設計に携わり、自分の設計した部品が実際に製品に使われることに大きなやりがいを感じました。 6年目には開発設計部門へ異動し、「アジアマシンプロジェクト」に参加。低コストの新機種開発を目指す挑戦的なプロジェクトでしたが、最終的には中止となり、目標達成はできませんでした。それでも、この経験を通じて、設計だけでなく調達や生産プロセスにも深く関わることができ、自分自身の成長に繋がったと感じています。 その後、NTJ-100の開発に関わり、製品の量産移行までを担当しました。この製品は、他にないタレット型の旋回B軸を持つ独自の特徴を備えた機械で、開発は非常に困難でしたが、その分多くの知識や経験を得ることができました。 2017年には主任設計としてSC300Ⅱの開発をリード。品質、コスト、納期という厳しい要件に対し、これまでの経験を総動員して最終的に目標を達成しました。この機械は重切削にも対応し、デザインレビューの際には大きな拍手を受け、チームの努力が報われた瞬間でした。 2018年には開発設計課の課長として新機種開発の管理業務に取り組み、2019年からは機械技術部の部門長として量産対応やクレーム処理、ユーザーサポート業務を担当しました。2021年からは再び開発技術部の部門長として、新機種開発に再度従事しています。 これまでの経験を通じて、製品の設計から量産、そして顧客対応まで、幅広い視点で開発に関わることができたことは、自分のキャリアにおける大きな財産だと感じています。
ー 中村留で働く魅力
中村留で働いていて感じるのは、さまざまな能力を持った人たちが、それぞれの力を最大限に発揮しながら協力し合い、大きな成果を生み出せる環境があるということです。チームとして連携しながらも、個々の役割がしっかりと認識できるため、自分の貢献を実感しやすく、やりがいを感じられる点が中村留の大きな魅力だと思っています。
ー 中村留だからこそできること
中村留は工作機械メーカーとして、設計から生産、販売に至るまで幅広く関わることができるため、広範な知識や経験を身につけることが可能です。さらに、お客様のニーズに対して自社の技術と力で実現可能な提案を行える点が、他にはない強みだと感じています。
ー これからの目標は?
“世界の現場で負担を削りものづくりに携わる人の生活を豊かにする”という私たちの大きな目的に対して、過去にとらわれすぎず、貢献できる範囲を増やしていきたいと思っています。新しいことをやるときはいつも心配事が多く、思いきって前進することが難しいですが、中村留全員でベストを尽くして、立ち向かっていけるようリードできるチームを作りを目指しています。大きな付加価値を世界中のお客さんに届けて喜んでもらい、私たち自身も喜びを感じながら永続的に成長していくことが私の最大の目標です。
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Koizumi Akira
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