『三現主義』~現場に足を運び、現物を手に取り、現実を直視する~を大切に

社員バストアップ写真

マシンエンジニアBekku Kazuhisa

1991年 新卒入社

組立三課

ー 現在の仕事内容

生産工程の本体組立から出荷までの品質管理を強化し、製品の品質保証に努める仕事をしています。日々、機械を組み立てる中で問題や課題は避けられません。そのため、私は「三現主義」(現場に足を運び、現物を手に取り、現実を直視する)を大切にし、表面的な対処に終始することなく、根本原因を徹底的に掘り下げることを心がけています。 一度問題が発生したら、ただその場限りの対応で済ませるのではなく、再発防止策を真の原因に対して実施することが重要です。また、各工程の品質管理レベルを向上させ、問題をその場で食い止める仕組み、いわゆる「QCゲート」の構築に取り組んでいます。この仕組みによって、工程間での不具合流出を防ぎ、品質の安定を図っています。加えて、お客様からのクレームが発生した際は、実際に現地に赴いて直接対応することも業務の一環です。

若手育成と技能向上への情熱

もう一つの大切な役割として、若手社員の育成に力を注いでいます。新入社員研修では、講師として教育に携わり、技能検定受験者に対しては実技・学科の指導を行っています。彼らがより実践的な力を身につけられるよう、問題発生時の対応方法についても指導しています。機械の基礎構造に関する教育も定期的に実施し、社員が技術力を着実に高められるようなサポートを心がけています。 私はこの仕事を通じて、「マイスター」としての経験やノウハウを後進に伝えることにやりがいを感じています。問題解決の際に若手が自分の力で答えを導き出す姿を見たとき、また、彼らが試験に合格し自信を深める瞬間に立ち会えたとき、教育の喜びを実感します。 これからも現場での経験を活かし、若手と共に成長し続け、次の世代に誇れる技術と品質を残していきたいと考えています。

社員の働く様子写真A

ー 働く環境

私の職場環境は非常にやりがいのある場所だと感じています。業務を通じてスキルや知識を高めていけば、その努力がしっかりと評価される仕組みが整っているため、自分の成長がダイレクトに反映されることが大きなモチベーションになっています。 また、仕事とプライベートのバランスが取れているのも魅力です。有給休暇がしっかり取得できるので、休日にはプライベートな時間を充実させ、趣味や家族との時間を楽しむことができます。その結果、リラックスして気分をリセットした上で仕事に取り組むことができ、日々の業務により集中できるようになりました。 こうしたメリハリのある環境は、精神的にも余裕ができ、仕事の質を向上させる好循環につながっています。特に、努力がきちんと認められる風土の中で成長していくことで、自分の技術や知識がチームや会社の成果に貢献している実感を得られます。 これからも、スキルアップと仕事の充実を目指しつつ、プライベートの時間も大切にしながら、心身ともにバランスの取れた働き方を続けていきたいと思います。

ー プロとしての心構え

一台一台に心を込めて

組立作業者として、私が最も大切にしている信念は、「作業者にとってはいつもの1台でも、お客様にとっては大切な1台」という思いを忘れないことです。毎日の業務の中で、作業がルーチン化しがちですが、一台一台を大切に丁寧に作り上げ、お客様に心から喜んでいただける製品を提供することを心がけています。そうすることで、リピート購入や信頼をいただき、顧客との長期的な関係が築けると信じています。

技術の進化に伴う成長への挑戦

この道のプロであり続けるためには、時代の変化についていく努力も欠かせません。機械の構造、NCソフト、PC管理ツールなど、あらゆる技術が日々進化する中で、それらを理解し活用できなければ現場での価値を発揮できません。私自身、これまでの経験に頼るだけでなく、新しい技術を学ぶ姿勢を大切にし、若手社員からも積極的に知識を吸収しています。

謙虚に学び続ける姿勢

技術者としての誇りを持ちながらも、変化を恐れず学び続けることが、プロとしての成長の鍵だと考えています。「教える立場」でもありながら、若手から学ぶことで新しい視点が得られ、双方にとって成長の機会となっています。 これからも、製品に心を込める姿勢と技術を磨き続ける努力を両立させ、常に一歩先を行組立作業者でありたいと思います。

社員の働く様子写真B

ー これからの目標は?

さらなる成長と理想の指導者を目指して

今後の目標として、まずは自分自身の技術力の向上に力を入れていきたいと考えています。まだまだ分からないことや知らないことが多く、特に電気関係や加工技術の知識は今後の課題です。これらの分野を深く学び、スキルの幅を広げることで、業務全体の改善に貢献できるようになりたいです。そして、その成果の一つとして、技能検定資格の取得を目指し、さらに専門性を高めます。 もう一つの大きな目標は、若手社員の育成です。現場の第一線で即戦力として活躍できる人材を育てるために、今の時代に合った指導方法を工夫し、早期の戦力化を実現したいと考えています。画一的な教え方ではなく、個々の能力やペースに応じた指導を心がけ、若手が自信を持って成長できる環境を整えたいと思います。 そして、私自身もただ技術や知識を教えるだけでなく、若手社員にとって憧れられるような存在になりたいです。先輩として頼られるだけでなく、彼らが「こんなふうに仕事ができるようになりたい」と思ってもらえるような姿を目指し、自ら成長し続ける背中を見せていきたいと考えています。

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